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シルクドソレイユ

アレグリアを観てきました。たしかディズニーランドの近くでZEDDがやっていたころ、急に見てみたくなり一人で観劇に行き、最初の5分の演出で2度泣きました。隣に座っていた方たちに、始まったとたんに隣のおじさんが泣くという恐怖体験をさせてしまい申し訳ないです。それ以来、シルクドソレイユが日本に来るたびに観に行っていました。コロナ禍で演者さんが減ったとか、資本が変わったとかニュースで見ていたので少し心配していたのですが、若干演者さんが少なかったかなと思いますが、やはりとても楽しいショウでした。あまり他では見られない演出がとても印象的でした。1幕の最後、紙の吹雪が客席まで吹き荒れるのは初めての体験でした。また、休憩中も降り続ける紙の雪は休日に窓から雪が降るのを見ているような追体験をさせてくれました。ほかの演目も超人的で自分ではとてもまねできないすごいものでした。最後の空中ブランコはやはりサーカスの花形なのだなと感じさせられる素晴らしい演目でした。電柱に昇ったとき通信線あたりでは感じないのですが、低圧線あたりまで上ると怖さを感じます。その怖さを感じる高さのなかであんなに空中でクルクル回ってるとかちょっと意味が分かりません。終演後、テントを出て歩いていると、女性からめっちゃ頭についてますよと声をかけられました。もじゃもじゃの頭に紙の雪が大量に挟まってました。人の親切を目の当たりにするととても温かい気持ちになります。ありがとうおねーさん。

なんとなく興味がわいて2035年の世界地図という本を読み始めました。まだ途中ですが、エマニュエルトッドさんの話の中で、農業の労働者たちが産業革命や人口増加のなかで工業系の労働者にシフトしていった、そして近代、工業系の労働者からサービスのほうへシフトした、サービスへシフトした人材が労働者へ戻ってくるのは難しいといった内容がありました。この辺り、私や知り合いの経営者さんたちも強く感じているところです。世界の労働者の25%程度が中国にいる、国民の25%以上が高等教育を受けていると独裁的な政治は崩壊する、コロナ禍の影響、個人主義が進みうまくかみ合わない民主主義、SNSの影響、グローバル化と国内の格差、2045年くらいにくると予想されているシンギュラリティ、もしかしたら私たちはとても興味深い歴史の中を生きているのかもしれません。正直少し難しい内容ですが、読み進めるのが楽しみです。SF漫画のような世界が来るのでしょうか?わくわくする部分とちょっと怖い部分とどちらも感じます。SF世界の経済ってどう成り立つのだろう?もちろん金田のバイクには乗りたいし、モビルスーツにも乗りたいです、でもうっかりいろいろ崩壊しちゃったら、その世界で生き抜くのって大変そうだなーと思います。